04. Blog

終わらない夏

November 4, 2009 12:48 AM

そろそろ「夏の秘密」の投稿閲覧が終了してしまうかなあ、
と思い、あらためて皆さんの感激っぷりを確認しておりました(^_^)
それで、「あ、そうそう久々に監督のブログ、覗いてみよ」と思って
飛んでみたら、おととい更新されていました(^_^)v good timming!

なんだか私にはよく分からないタイトルでしたが(^^;)、
「サントラ」と言う単語が入っているので、
何か音楽について書かれたかな〜、って思って中に入ったら、
いや〜、のっけから劇伴について、でした(^_^;)

・・ドラマが始まる前の最初の打ち合わせ。
私の手元に「企画書」が届いてから、
だいたいひと月後くらいのタイミングで行われます。
企画書でまず物語を頭にたたき込んで、
大体の人物像をぼんやりとつかみながら、
全体の空気を感じていきます。
最初に主題を作るんですが、その時にはまた企画書を読み、
そして新たに送られてきた準備稿台本を読み、
物語に本当にあっているかどうかを何度か推敲していきます。
主題が出来上がったら今度は副主題(二曲目)にとりかかりますが、
大体はヒロインと相手役をイメージしてこの二曲を作ります。
三曲目はこの物語全体を通して使えるようなイメージで、
たいていの場合これら計三曲をミーティング前に用意します。

そしていざ最初のミーティング、ということになるんですが、
監督が書かれているとおり、
プロデューサー&監督の思っている空気になっているのかどうか、
内心ドキドキでございます(^^)
それは音楽自体の出来、なのではなく、
「このドラマの劇伴として」成立しているのかどうか、
という、そのただ一つの価値観を、チームの一員として
しっかり捉えられているのか、共有できているのか、
ということなので、ある意味、自分の存在感を否定されるかどうかの
瀬戸際なんです。そしてまな板の上の鯉の心境なのです(汗)
なので、監督が
「オールラッシュをクライアントに見せる時の緊張感に匹敵すると思っている」
と書いてくださっていますが、まっことその通りだと感じています(^_^;)

こういったプレゼンテーション的なシーン、
というのは実はアレンジャーはいつも経験しています。
曲を受け取って、アレンジが上がり皆さんに聴いてもらう時、
この時は今でも緊張しますね。
ま、今ではメール便等で音源を送り事前に聴いてもらって、
なにがしかの判断をもらうことも多くなったので、
多くの人数を前に、「吟味」されることも少なくなってはきましたけど・・。

しかし監督という立場の方たちも、
そんな状況なんだなあ、とあらためて知りました。
ものを作る、ということは緊張と快感、表裏一体ですね。

監督も書かれていますが、監督や風岡Pとは
10年以上のお付き合いをさせていただいています。
チーム、と敢えてネーミングさせていただきましたが、
仕事を進めていく中、いつもとても得るところの大きい
大事な大事なチームです。

監督のエッセイブログ、「夏の秘密」4の項は、
ついに10000ヒットを超えましたね。
1から5の他の項も半端じゃないヒット数です。
「夏の秘密」のファンの多さが分かりますね(^_^)v
いよいよ冬を迎えようとしているこの季節、
それでもまだ「終わらない夏」ですね。

デスクトップ

猫ブログ「だから東京が好き!」の壁紙サービスで、
また新しい壁紙をダウンロードしました。
右が母猫で、左二匹が子猫。
こっちを向いてる真ん中の子猫が、
画面右から屋根に上がって屋根を左側に歩いて、
画面左から降りてここに戻ってきたんですが、
母猫が「帰ってこない」と心配そうに覗いてる、
の図なんです(^_^)


コメント(2)

おはようございます。
昨日、「唐招提寺」拝見致しました。
勿論、堂本氏の「昴」目当てで。
私、実はKinKi Kidsもかなり好きで...昔はCD等も購入しておりました。
同じ関西人と言う事もあり、TVで拝見しても変わらぬ関西弁とお二人の人柄にほっとさせて頂いています。
堂本剛氏の「昴」...奈良人で...且つ唐招提寺に重なっているからかも知れませんが。
伸びやかで深く、未来に夢を馳せる気持ちを再び呼び起こす様な壮大さを感じました。
改めて、いい曲だなぁ......と、心に染みました。

そして、奥村監督の「一スジ、二ヌケ、サントラ」拝読致しました。
音楽が化粧・衣装と言われていましたが....本当にドラマの中で重要な位置をしめているのですね。
岩本様の偉大さを痛感致しました。
私のライフワークにもなりつつある「夏の秘密」愛ですが。
夏秘の世界の半分は岩本様の音楽で出来ていると言っても過言ではないですものね。
そのご本人様とお話しさせて頂ける事が身に余る光栄で夢の様です。
(なのに、いつも銀英伝とか熱く語ってスミマセン....(^_^;))
夏秘後の二作品...拝見していますが、私にとって作品の口当たりと空気感を決める音楽...その重要性を噛み締めさせて頂きました。
手元にある夏秘サントラを眺めつつ、夏秘だからこそ終っても尚、心を引きつけられるんだと、私にとっては夏秘に代わるドラマなどないのだと...嬉しくも寂しく思う日々です(^_^;)
嗚呼、私の夏はいつまで続くのでしょうか....。

今月、夏秘同志と集まって酒を酌み交わしながら語ろうよ♪と言う集いが有るのですが...それでなくても燃え盛っているのに、同志とアルコール...焚き火にガソリン投入!!ですよね♪
どうなる事やら...自分でも心配です(^_^;)

2009年 夏 「夏の秘密」と出逢えた奇跡に感謝しています。
そして、この先もずっと...愛し続けて行く事を誓います。
DVD化も諦めるつもりは有りません!!願い続けます!!
私が最後の一兵となるとも、矢折れ刀尽きるまで闘い抜く覚悟でございます。
夏秘Fanの末席から常に同志の皆様を応援させて頂いております♪
これからも末永く宜しくお願致しますm(_ _ )m

by あびヲ | November 4, 2009 7:40 AM

あびヲさま、こんばんは。

私もちょっとだけ、っていうか最後だけ(^^;)
唐招提寺、観ました。
昴、お気に召しましたか、良かったです♪

奥村監督のブログ、ちょっと私のことを持ち上げすぎ、
の傾向はありますが、やはり監督という立場が長い、
人生の経験者だけあって、鋭い洞察力ですね・・。
あのブログを読んで、昨日はまた自らの
サントラに嵌ってしまいました(^_^;)

銀英伝も、昔を思い出しつつ、つまみ食い的読書、
やっております。書きの作業が立て込んでいますので、
長時間の読書は出来ませんが、
やはり今はつい、重松氏の本を手に取っちゃいますね。
「あの歌が聞こえる」はすぐに読めそうです。

あ、そうそう、あびヲさまブログの
「オフ会開催アンケート」も拝見しました。
「夏の秘密」ファンは、当たり前ですが全国的ですね。
さしあたり関西地区開催でしょうか。
焚き火にガソリン!お気をつけ下さい(^_^)v

by 岩本正樹 | November 4, 2009 7:02 PM