04. Blog

「あの歌がきこえる」

November 6, 2009 11:25 PM

読み終わりました。
私が読んだ前作、前々作とはちょっと空気感が違い、
軽い青春もの、という印象。
ただ、重松さんの著作に共通する「現実感」はそのままで、
登場人物は全部実在するんじゃないかな、というくらい、
頭の中で映像を結びます。
読み出した頃舞台は「広島」じゃないかと思ったんですが、
多分山口県の「岩国市」あたりを舞台にしたのではないかという、
勝手な推測(^_^;)
私が「広島」じゃないかなと思ったのは、
登場する高校名「瀬戸内高校」が広島にあるからなんですが、
実在するのは私立で、登場するのは県立・・。
読み進んでいくと親友が広島に移り住む、
なんてことにもなるので、ただ架空の高校名でした。
著者に何か思い出なりがあるのでしょうかね。
その高校、地元名門高校として登場します。
優等生、そしてまたキーワードは「東京」。

私の家は以前書いたとおり、父親が転勤族でしたので、
地方に住んだことも何度かあります。
でも小さい頃だったこともあり、地域密着度はかなり薄め・・。
唯一名古屋の小学校時代は覚えていますが、
「故郷度」は心に思っているだけで、ほとんどない、ですね。
友人の一人もいるわけではなく、
「昔住んでいたからちょっと故郷っぽい」ということでしょう。
それはあくまでも「東京にいつか戻る」
のが我が家の前提であったからでしょうね。
なので、東京に憧れる、とかの心境にはなったことがありません。
「今は東京を離れているだけ」という空気が、
子供心にも充填されていたんでしょうね。
重松さんの著作を読んでいると、地方の若者の
東京というまだ見しらぬ土地への憧れ、というのが
理解できるようになりました。

この話題に関してはまた後日、続編です(^^)

コーヒー
今日は喫茶店にてカプチーノ、です(^o^)

コメント(1)

初めまして,私はカナダの学生だった
私のいいねあなたのblogs,私の日本の教師は賛美私:
地獄耳

私は非常に満足している (--〆)

by RickenBacker Bass | October 15, 2010 6:03 PM